ひたすらaikoの曲紹介

aikoの曲だけをひたすら紹介します。(カップリング多め)

少しバカになったドライヤーでね。4曲目『ドライヤー』

 

あたしの向こう (初回限定仕様)

 

曲紹介の4曲目は「ドライヤー」です。

 

おすすめ度 ★★★★★

 テンポ  ★★★☆☆

 失恋度  ★★★★★

ジャンキー ★★★★★

 

 この曲は32枚目のシングル「あたしの向こう」のカップリング曲として収録されています。

Live DVDでは「ROCKとALOHA」のLLR7でアンコールの1曲目で歌われています。

映像化はされていませんが、LLP17.5でも歌われています。

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LLR7より

 

この曲のポイントは

1.❛❛離れていった人への思い❜❜を辛辣な形で表現

2.しっとりしたミドルテンポで歌詞と音楽が絡まる楽曲

3.歌詞にメンヘラ要素込でジャンキー度MAX

 

1.❛❛離れていった人への思い❜❜を辛辣な形で表現

ドライヤーはaikoファンならそそられる1曲ですね。

見出しにも書いた通り、歌詞の内容は❛❛離れていった人への思い❜❜がドライヤーを通して表現されています。

aiko曰く「家のドライヤーの取っ手のところがバカになり、その取ってを気にしながら長い髪の毛を乾かしているとその分時間がかかってしまった。そんなときに浮かんだ曲」といっています。

 

少しバカになったドライヤーで今日も髪の毛を乾かすよ

あなたが居なくなったら寂しくてきっと

生きていけなくなるって言うと必ず

 

このポイントがaikoのインタビューの内容に沿った個所ですね。そして離れていくあなたに対して「寂しい」「生きていけなくなる」とメンヘラな感じで引き留めようとしています。おもしろいです。

サビでは

 

いつも何かを忘れていって あれやこれを見る度に思い出すんだよ

あなたのくれた本の包み紙も 何故かずっと捨てられなかった

と。ここでは離れていってしまった人のことを物を通して思い出してしまう。思い出すと捨てられなくなる感覚なんですね。

 

少しバカになったドライヤーで ねぇもう一度乾かそうよ

 

ドライヤーでまた思い出してあの頃に戻りたいなと。寂しい現況が浮かんできます。恋人と日常でしてきたことを離れてからふと思いだすこと、ありますよね~

こんな感覚をドライヤーで表現するとこうなるんですね。

 

2.しっとりしたミドルテンポで歌詞と音楽が絡まる楽曲

個人的にaikoのミドルテンポの曲が好きですねー。ロック調なんですけど、うるさすぎずに聞き入ることができるからです。

曲初めが「ズーン」と低音演奏から入るところが歌詞の重い内容と一致しているように思えます。これに加えてaikoの女性らしい声がなんとも言えない空気感を演出しています。また、この曲というより、最近のaikoの曲によく見られますがメロディーに対して歌詞の文字数が多いです。そのためか早口であったり、突飛な歌い方をしてます。そんなところが妙な不安感を生み出すのですかね?

 

3.歌詞にメンヘラ要素込でジャンキー度MAX

なんといってもこの曲はジャンキー度が高いです。歌詞がドライヤーで揶揄しつつも、直接的に寂しい感情を表現しています。

 

涙が出る程愛してる

側に居ても寂しかったのに

側に居ても寂しかったのに

おぉ。と。直接の表現は珍しいかなとも思いますが、失恋ソングとすれば全うな表現ですね。しかしながら

 

あなたが居ななったら寂しくてきっと

生きていけなくなるっていうと必ず

目が回る体の奥が闇に隠れるあんなに楽しかったのに今は悲しいな

側に居ても寂しかったのに前文でも引用しましたが、「生きていけない」「闇に隠れる」「寂しかった」

この歌詞内容を彼女に言われたらゾッとしちゃいます。正直怖くて離れた人は余計に近づけないですね。

 

まとめ

こんなメンヘラっぽい曲こそジャンキーさを増す要因ではと。いざ現実に考えると怖いですが、一つの曲(ストーリー)として妄想をする分には十分楽しめる要素の一つだと思います。

曲中ではドライヤーやバスタオルを使った日常風景が描き出されているため、そこから想像を膨らませていくときっと楽しめると思います。

是非一度聞きいてみて下さい! 

 

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