ひたすらaikoの曲紹介

aikoの曲だけをひたすら紹介します。(カップリング多め)

呪文「キミニイイイコトガアルヨウニ」 曲紹介13曲目『ストロー』

 

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曲紹介の13曲目は「ストロー」です(2018年)

 

この曲は38枚目のシングル「ストロー」です。

発売したばかりでまだライブでは歌われておりませんが、2018年6月から公演の

LOVE LIKE POP vol.20

で歌われるのは間違いないと思います。

また、TBSテレビ「王様のブランチ」のテーマソングとしても使われております。

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この曲のどこがいいの?という方へ

初のシングル曲紹介でございます! 

このシングル「ストロー」には計3曲収録されておりますが、その中でも一番キャッチーな曲となっております。

 

TV放送で聞いた感想は

永遠「君にいいことがあるように~」って言っているなぁ

です。

aikoCDTVのインタビューで

おまじないのような、呪文のような、呪いのような。なんでもいいから「君にいいことがあるように」ということを願った1曲

と話していました。

個人的には呪文がしっくりきましたねぇキミニイイイコトガアルヨウニ言い過ぎです。

 

 また、aikoのシングル曲やメジャーなアルバム曲はYouTubeで見ることができます。

「ストロー」のMV short ver も現在配信中です。

このMVでは曲の内容に合わせ、aikoとの日常生活を彷彿させる映像となっております。

パジャマのままでお味噌汁シーンやドライヤーで寝癖を直すシーンなど。

また、食卓に置かれた小物類(カメラやFireStick)、食器類はaikoの私物だそうです。

とにかくaikoの同棲感、彼女感が強いです。

 


aiko『ストロー』music video short version

 

正直、こういったシーンは個人的にどうでもいいです(笑)

むしろ、あまり好かない人やaikoの年齢を知っている方は

「いい歳こいてー」「ちょっと痛い」「こんな同棲生活は妄想の中だけ」

みたいな感想を持つ方は多いのでは?40過ぎの方ですから。

MVの監督はaiko自身ではないと思いますので、aikoの意向に沿っているかもわかりませんが。

 という毒を吐きたい訳ではなく、

私個人がこのMVの見どころ

バンドメンバーと歌っているシーンです。

aikoの体の動かし方が妙に気になるんです。

MVの0:23や2:00のポージング、独特かつ音楽を体現している代表的なシーンですね。

CDTV SPでTV初披露した時も、体を前後に小刻みに動いたり、足を思いっきり上げたりと。

aikoらしいとしか言えないです。

ライブの際も思いっきり走ったり、足上げたり、髪をかき乱したりと、見とれるシーンが本当に多いです。

個人的おススメは『LiveDVD「15」 Disk3(POP)』『猫』です。

以前にも紹介しましたが、ホント引込まれますよ~乱れまくり。

『ストロー』のMVもそういったところをよく見て欲しいと思います。

(バンドメンバーもたつたつさんやさのっちであれば満足だったのですが~)

 

Twitterで少し話題になっていましたが、

空耳アワーがこの曲にもあるそうです

一部の歌詞で

「きょうは~彼氏とお~お寿司食べる」に聞こえるそうです。

自分は全然気付きませんでした。

 

でも、他の歌詞で

「君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしたげる

と絶対言っています(笑)

 

本当は「さしてあげる」です。

違う視点で聞いてみるのもまた一興ですね。

 

 

呪文「キミニイイイコトガアルヨウニ」は万能術

とりあえず、半分くらい「君にいいことがあるように」と歌っています。

しかしながら、その「君にいいことがあるように」のニュアンスは前半部と後半部で徐々に変わっていくところがこの曲の醍醐味です。

 

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる

君にいいことがあるように あるように あるように

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる

君にいいことがあるように あるように あるように

とりあえず、君にいいことがるように、おまじないとして赤いストローをさすんですね。

そして「何故、赤いストロー」なのか。

aiko曰く

ストローセットをコストコで買い、その中には赤いストローが入っていたと。

そしていつものようにストローを使おうと適当に取ったら赤いストローだったそうです。

ラッキーと。

自分の家にストロー常備している方って少ないのでは?

 

初めて手が触れたこの部屋で 何でもないいつもの朝食を

喉を通らなかったこの部屋で パジャマのままでお味噌汁を

 MVの印象を若干引っ張られるのですが、❛❛この部屋❜❜への思い出を確認していると思われます。

出会った始めの頃~日常~悩んだ日々~日常ってとこでしょうか。

朝食。パジャマのままでお味噌汁。

これは朝まで一緒にいれる特別な君ということを表しているんだと思います。

 

寝癖ひどいね 行ってらっしゃい 小さくさようなら手を振る

明日も君の笑顔を見られますようにと手を振る

 「寝癖ひどいね。行ってらっしゃい」

教えてあげなさいよ!

と最初は思いましたが、MVでは寝癖を直している光景がありましたので、

寝癖ひどいよー直してあげるー

みたいなシーンを思い描いているのでしょうか。

そして、こんな仲睦まじい関係を続けていきたいと願っているのがわかります。

 

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる

君にいいことがあるように あるように あるように

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる

君にいいことがあるように あるように あるように 

きました呪文。

この時点では近しい距離の君に対して「今日もいいことがあるように」と気持ちを込めていると感じます。

「いつも通りの日常を送れますように」と願っているような、少し飛んだ解釈できます。

 

朝には無くなってしまっても 匂いが消えてなくなっても

指先だけに残る花火 雪の降るベランダでは子供に

瞳閉じて書いた日記 薄くて強い覚え書き

ずいぶん色が変わったなって 見えない心が愛おしい

朝には出て行ってしまうんですね。匂いも一緒に。

 

ここです。

指先にだけ残る花火。雪の降るベランダでは子供に。と。なんですかこれは。

花火と雪で対比しているのか?夏が過ぎ、冬も来たとでも言いたいのか?

 

まずあてずっぽに

日記には指先だけで花火の感想を、今はベランダには雪が積もり子供が遊んでいる

楽しい思い出は日記に書かずに心に留めて、忘れたい嫌な思い出は強く書き残しー

と、直訳は可能です。

 

ここまでくると、真逆のことを歌詞にしているのがわかります。

初見殺し感は否めないです。

 

真逆のことを言ってるならと、フレーズを入れ替えてみましょう

ベランダで花火を見て、指先で雪を感じる子供

いい思い出は強く書き残し、薄い記憶は瞳を閉じて思い出す。

まあ、わからなくてもないですが、拡大解釈な気もします。

 

前後の歌詞を踏まえると

矛盾した記憶を思い出し、幾許か時が経って、変わっていった君の心が見えなくなった。しかしながら愛おしいんです。

と言いたいのですかね。これがまだマシな考えかなと思います。

 

正直、何が言いたいのかはわかりませんが、その雰囲気は大好きです。

こんな解釈はどうでもいいのかもしれませんね。 

 

お皿に残る白い夢を 君の口にいれてごちそうさま
大きな小さい半分に慣れた頃思うこと

いやー2番目はホントにわかりづらくて好きですわー

皿に残る白い夢とはなんだ。

大きい小さい半分ってどんな大きさやねん。

お腹いっぱいです。

とりあえず、白い夢は一般的に良い夢ですよね。

その夢を君に食べてもらって見えなくするんでしょうか。自分から見えなくしてますね。

そして、大きく小さい半分と、規模が不明な君に対して慣れていった記憶を思い出しているようです。

こんな意味もなしに書き殴ったのかもしれませんけどね(笑)

 

延長戦を繰り返してやっと見えた本当の痛みは
出会った頃より悲しくて寂しくて大切で

別れた後の話し合いや

別れた後に引きずっているのが延長戦でしょうか。

その記憶を繰返し思い出して、痛みを知ったのでしょうか。

思い出が上乗せされるので、出会いより別れ際はいつだって悲しく、大切に感じると思います。

恋愛は関係なく、学校や仕事での別れはいつも寂しくなりますよ

 

君にいいことがあるように
今日は赤いストローさしてあげる
君にいいことがあるように
あるように あるように

最後の呪文です。

ここでのいいことがあるように。

というのは

今後の君にとって、いいことがありますように幸せになって下さいとの願いを込めたフレーズ

に感じます。

いい意味で❛❛呪って❜❜ますね。

歌詞を通して読むと、「君にいいことがあるように」はいろんなシーンで使える万能な言葉となってます。

最後はしっかりと悲しい歌詞で締めくくっています。aikoの曲ですね。

ずっと陽気な曲はaikoらしくないですから。

 

リフレイン系の王道POP曲

リフレイン系の曲を歌っております。非常に珍しい。

楽曲としても王道J-POPなメジャー曲で非常に聴きやすくなっております。

aikoのシングル1曲目はこういった万人受けする曲は少なくありません。

しかし、aikoの曲でここまで繰り返し同じフレーズを歌っている曲はないのでは?

シングル「もっと」という曲でも「もっと」というフレーズを繰り返し使っていますが、単語ですので、しつこく感じません。

 

今回のシングルでは珍しくこの1曲目が一番気に入ってます。

他の曲ももう少し聞き込むと味が出てくるんでしょうね。

単純にaikoの曲として

珍しい+聞きやすい

ところが気に入りました。

 

ジャンキー度はそこまで高くありませんので、aikoを聴き始める方~玄人の方まで楽しめる1曲となっているのではないでしょうか?

個人的ではありますが、この曲を気に入る方にはシングル『二人』や『milk』などがおススメです。メジャー曲を是非聴いてみて下さい!