時間で解決すると思うな?7曲目『お薬』
曲紹介の7曲目は「お薬」です。(2000年)
2枚目のアルバム「桜の木の下」の4曲目に収録されています。
LIVEDVDでは「POPS」のLLP16で4曲目で歌われてます。LLRでも歌われていますが、映像化はされておりません。
目次
1.ココアの続き。バツの悪い内容の歌詞。
この曲は前回紹介した曲「ココア」の続編見たいな曲ですね。
「浮気した!振られた!後ろめたいけど、時間が経てば忘れる!」
みたいな。胸糞悪い曲です。言い方悪いですけどそんな曲なんです。こんな開き直ってる歌はaikoの曲ではないと思います。
まあよく言えば「開き直りが大事!前向きに」って曲なんですけど、普通の人が聞くと胸糞曲だなと思います。笑
あたしは今からあなたの家に忘れ物を取りに行く
只それだけ 只それだけ
別れた人の家に行くのっていろんな意味でドキドキしますよね。自分なら怖くて行けないわ。処分しといて~
あたしがした後ろめたい事に涙も出ない
時間がお薬
私、浮気しましたよ!って内容ですね。浮気をしたことないんですが、したときの感情ってどんなもんなんですかね?涙は出ないでしょうけど、時間がお薬と自分で思っているところが胸糞ポイント。
懺悔する気を持て畜生者!と思いますが、本人からすると早くこの苦しさから逃げ出したいってのがあると思いますね。
何かが終わってしまえば何かが今始まるし
あたしには友達もついてるし
只今だけ そう今だけ
雨降ってもいつか止むし流した涙乾くし
弱気で臆病なあたしにも
月は沈み夜明けが来るから
今は友達いるし、大丈夫!時間は自然と経っていくし!って感じ?
んまぁ、別れた後の女の子ってこんな雰囲気ですよね(よく知りませんが)。
どんなに自分が悪くても、あたかもあっちが悪い感じで友達に言う→友達は「○○ちゃんは悪くないよ!元気出して!」みたいなのはよく聞きます。
実際、友達も
『正直、悪いのはあんただけど、友達だし味方になってあげないと。まぁ、どうでもいいんだけどねw』
って思う人は少なからずいるはず。
あたしがした後ろめたい事は忘れちゃいけない
ここら辺でやっとまともになりました。
カゴの中で仕方なく生きてるわけじゃない
どういう意味でしょうか?付き合ってた頃の束縛的な「カゴ」なのか、罪悪感に駆られている中の「カゴ」なのか。
時間がお薬
忘れ物の様に落ちていた恋
日常の中で息づいていたあなたとの日々もなくなるから
あたしも明日(新しい誰か)に向かって…
開き直ってるんですかね?相手の話をしているんですかね?浮気するくらいなら別れちまえばいいのにと常思いますが。
2.癖の強い楽曲。歌詞とは裏腹に演奏がやけに賑やか。
歌詞内容とは裏腹に楽曲は明るい感じのロックです。序盤のギターが印象的で、全体的に賑やかです。ライブハウスで聞くロックミュージシャンの曲のような感じがします。(聞く人によってはうるさいと思うかもしてれません)
特に
カゴの中で仕方なく生きてる訳じゃない
ではシャウトに近いくらいの勢いでaikoが叫んでます。
ミドルテンポなんですが賑やかな曲でして、aikoの曲の中でもジャンル分けが難しいです。
近い楽曲として「赤い靴」や「終わらない日々」かなと思います。
3.ライブではあまり歌われない(ノリが難しい?)
この曲はLLP,LLR合わせても2回しか歌ってないのでは?演奏はかっこいいのですが、如何せんライブの序盤、中盤、終盤のどこに入れればいいか難しいテンポだと思います。
アルバム収録曲でテレビでも使われていた曲(aiko曰く、お薬という曲名だったため、飲料水のCMに使われなかったらしいです。)なんですが、どうも露出が少ない感じがするので、少しaikoがわかる人でも知らない人は多いかと思います。
個人的にはもっとアップテンポにアレンジして、終盤で叫びながら歌って頂きたい1曲です。
まとめ
最近のaikoにはあまり見られない曲が多いアルバムが「桜の木の下」と「小さな丸い好日」です。ロック調の曲が多く、aikoのシングル曲しか知らない人にとっては「うるさく」感じるかもしれません。しかしながら名曲がたくさんありますので、1曲ずつ紹介できればなーと考えております。
次は新曲、「予告」が発売されましたので、そのカップリング曲「月が溶ける」を紹介したいと思います!